オーダーメイドシステム開発

オーダーメイドシステム開発とは?

企業で使用する業務アプリケーションをゼロからスクラッチ(Scratch)で構築すること。

※スクラッチとは
システムやソフトウェアの開発において、パッケージ製品や他のソフトのソースコード、雛形などを使用せずに開発していくこと。
(IT用語辞典「e-Words」より引用)

開発の狙い
独自の業務ノウハウを活かし、他社との差別化を図った戦略的なシステムを構築します。

メリットとデメリット
パッケージソフトウェアとオーダーメイドシステムの比較
【パッケージソフトウェア】
 
   メリット:短納期、安定稼働    
    • 業務を合わせることができれば比較的安価に導入できる
    • 予め機能が用意されているので、導入期間が短くて済む
    • 多く市販されているので実績があり、品質が安定している
【オーダーメードシステム】
 
   メリット:最適な機能、使い勝手    
    • 業務を変えることなく業務に合わせて自由に作ることができる
    • 業務の拡張に合わせて、必要な機能を順次追加して開発することができる
    • 業務に合ったシステムを構築することで、長くシステムを使用できる
   デメリット:機能と拡張性が制限    
    • 決められた機能しか使用できないため優位性を失う可能性がある
    • 基本機能をカスタマイズしたり、独自の機能を追加しようとすると費用と期間がかかる
    • 業務拡張などに合わせて柔軟にシステムを拡張しにくい
   デメリット:パッケージよりも開発期間が長く、コストがかかる    
    • パッケージに比べて、費用が高くなる傾向がある
    • 開発期間が長くなり、導入までに時間がかかる
    • 安定稼働まで時間がかかる場合がある

オーダーメード開発手法

ウォーターフォールモデル
このモデルは、開発プロセスを複数のフェーズに段階的に分割し、各フェーズを順次進行させる手法です。前工程が完了しない限り次工程に進まないことにより、各フェーズにおける成果物の品質を確実に担保し、前工程への手戻りを最小限に抑えることが可能となります。

ウォーターフォールモデルの流れ

アジャイル開発手法
このモデルでは、システム開発を短期間のスプリントに分割し、各スプリントは通常1〜2週間の期間で実施されます。各スプリントの終了時には、成果物が提供される仕組みとなっており、このアプローチにより作業の段階的な納品が実現されます。プロセスにおいては、詳細かつ膨大なドキュメントの作成よりも、チーム内のコミュニケーションを重視しており、これによって顧客の要件変更に対して柔軟かつ迅速に対応できるようにすることが目的とされています。

アジャイルモデルの流れ

アジャイル開発のメリット

    1. 変更への柔軟な適応
      各スプリントの終了時に成果物を納品することで、顧客は定期的に進捗を確認し、即座にフィードバックを提供することが可能となります。もし成果物に誤りや不満が生じた場合、顧客は直ちにチームに修正を依頼することができます。
    2. リスクの軽減とコミュニケーション不足の防止
      全てのチームメンバーがプロジェクトの初期段階から関与し、定期的な計画立案やチームミーティングを実施することで、全員が共通の理解を持つことが確保されます。この協調的なアプローチにより、チーム全体で進捗を把握しつつ、リスクの評価を効果的に行うことが可能となります。
    3. 高品質なシステムの確保
      システム機能の反復的な開発により、各機能に対してより集中して取り組むことが可能になります。また、各スプリントの納品前にシステムテストが実施されるため、顧客は品質に対して一層の安心感を持つことができます。
    4. 顧客満足度の向上
      顧客の要望に沿ったシステムを開発するだけでなく、各機能を段階的に納品することで、ウォーターフォールモデルのようにシステム全体の完成を待つ必要がなく、各機能を即座に活用できるようにします。

オーダーメードシステム開発の事例

生産ライン管理システム

工場の生産ラインにおける作業ミスを大幅に改善
生産計画や作業進捗の達成率をタブレット画面に表示し、リアルタイムでの監視を可能にするシステムを開発しました。部品の組み立てにおける誤りを防ぐため、従業員がどの部品を選択して組み立てるべきかを明確に示す画像および通知を表示する仕組みを導入しました。

倉庫管理システム
入庫・出庫作業における検品ミスを改善

製品の受領および出荷にバーコードスキャンを導入

部品の受領、在庫管理、製品の出荷プロセスにバーコードスキャンを活用することで、検品時のミスや漏れを防ぎ、在庫管理の精度を向上させることができます。

RFIDを使用したパレット管理

パレットにRFID技術を導入することで、使用状況を正確に追跡し、使用者や使用時間を的確に把握することが可能となります。このシステムにより、パレットの現在位置を効率的に管理できるだけでなく、紛失や損傷による資産損失のリスクを大幅に軽減することができます。

コンテナ積載効率のシミュレーション

トラックや船舶での輸送において、製品を最適にコンテナへ積載する方法をシミュレーションするプログラムを開発しました。このシステムにより、輸送コストの削減と、輸送中の損失リスクの軽減が実現します。

スマホアプリの開発
弊社では、顧客のニーズに合わせた多様なスマートフォン向け機能の開発が可能です。これには、次の機能が含まれます。

  1. ✓   システム登録

    ✓   情報入力および添付書類の提出

    ✓   身元確認のための写真撮影

    ✓   クレジットカードの有効化

    ✓   GPSによるリアルタイム位置情報の統合

    ✓   マーケティングプロモーション通知の配信

貴社のビジネスに特化したシステム開発にご興味をお持ちの方は、ぜひ お問い合わせフォーム にご記入の上、お気軽にご連絡ください。